Mermaid円グラフ — データの視覚化
Mermaidで円グラフを作成してデータ分布を視覚化します。シンプルな円グラフの構文、タイトルの追加、ドキュメント内での比率データの表現方法を学びます。
Diagram Types
詳細な説明
Mermaidの円グラフ
円グラフはMermaidで最もシンプルなダイアグラムタイプです。データを円のスライスとして比率表示し、分布、市場シェア、リソース配分をドキュメントで示すのに最適です。
基本構文
pie title Language Distribution
"JavaScript" : 45
"TypeScript" : 30
"Python" : 15
"Other" : 10
各エントリはクォートで囲まれたラベルの後にコロンと数値が続きます。Mermaidは自動的にパーセンテージを計算し、色を割り当てます。
値の仕組み
値は相対的であり、絶対的なパーセンテージではありません。Mermaidはすべての値を合計し、各スライスを全体に対する割合として計算します。以下の2つのチャートは同じように描画されます:
pie title Budget Allocation
"Engineering" : 50
"Marketing" : 30
"Operations" : 20
pie title Budget Allocation
"Engineering" : 5
"Marketing" : 3
"Operations" : 2
タイトルの追加
pieの後のtitleキーワードでチャートの見出しを設定します。チャートの上部中央に表示されます:
pie showData title Error Distribution (Q4 2024)
"Timeout" : 42
"4xx Client" : 28
"5xx Server" : 18
"Network" : 12
showDataキーワードは各スライスにパーセンテージラベルを追加し、可読性を向上させます。
ベストプラクティス
- 5〜7スライスに制限する — スライスが多すぎるとチャートが読みにくくなります。小さなカテゴリは「その他」にまとめましょう。
- サイズ順に並べる — 最大のスライスを最初にリストすると、よりすっきりした視覚効果が得られます。
- 説明的なラベルを使用する — 「タイプA」より「Timeoutエラー(42%)」の方が情報量が多いです。
- テーブルと併用する — 正確なデータが必要な場合は、円グラフは近似的な性質を持つため、Markdownテーブルを併記しましょう。
円グラフの使用場面
円グラフは以下の場合に適しています:
- 部分が全体をどう構成するかを示す(例:モジュール別テストカバレッジ)
- 少数のカテゴリを比較する
- READMEやレポートでの簡易ビジュアルサマリー
時系列比較(Ganttやtimelineを使用)や、類似した値間の正確な差の表示(テーブルを使用)には向いていません。
ユースケース
本番環境のエラータイプの内訳をポストインシデントレポートに追加するDevOpsチームのケース。円グラフがエラーの42%がタイムアウトであることを即座に示し、信頼性向上の取り組みをどこに集中すべきかを明確にします。