AWS EC2 SLA: Amazonの稼働率保証を理解する
AWS EC2のSLAコミットメントの詳細な内訳。シングルインスタンス対マルチAZ保証、サービスクレジット、実際のEC2稼働率の計算方法を学びます。
Cloud Provider SLAs
詳細な説明
AWS EC2 SLA概要
Amazon Web Servicesは、デプロイメントアーキテクチャに応じてEC2に異なるSLA階層を提供しています。
現在のEC2 SLA階層
| デプロイメントタイプ | SLA | 月間許容ダウンタイム |
|---|---|---|
| マルチAZ(2+インスタンス) | 99.99% | 約4.4分 |
| シングルインスタンス | 99.5% | 約3.6時間 |
ダウンタイムの定義
AWSはダウンタイムを、リージョン内のすべての実行中インスタンス(マルチAZの場合)または単一の実行中インスタンスが到達不能になった場合と定義しています。重要な点:
- 予定メンテナンスはSLA計算から除外
- シングルAZ障害は他のAZが稼働していればマルチAZ SLA違反をトリガーしない
- インスタンスの到達可能性はAWSの観点から測定(アプリケーションのヘルスではない)
サービスクレジット
| 月間稼働率% | サービスクレジット |
|---|---|
| < 99.99% | 10%クレジット |
| < 99.0% | 30%クレジット |
| < 95.0% | 100%クレジット |
実践的な意味
単一EC2インスタンスは月に3.6時間ダウンしてもSLA内です。本番ワークロードには99.99%保証を得るために複数AZを使用する必要があります。
SLAを超えて
アプリケーションの実際の可用性はEC2だけに依存しません。ELBヘルスチェック、EBSボリュームパフォーマンス、依存サービス(RDS、ElastiCache、S3)それぞれに独自のSLAがあります。アプリケーションのバグはクラウドプロバイダーのSLAでカバーされません。
ユースケース
AWS上での本番アーキテクチャ設計、エンタープライズ契約の交渉、複数AWSサービスにまたがるコンポジットSLAの計算、または災害復旧戦略の計画時にAWS EC2 SLAを参照してください。