赤と青を sRGB で混合
color-mix(in srgb, red, blue) で赤と青を補間します。「中間色がなぜ濁るのか?」というデフォルト sRGB 色空間の代表的な例です。
Basics
詳細な説明
彩度の高い2色を sRGB で混合する
純粋な赤 (#ff0000) と純粋な青 (#0000ff) は sRGB 色立方体の対角に
位置する2点です。sRGB で補間すると、立方体内部を直線で通る経路になり、
人間の目には低彩度・グレーがかった紫として知覚される領域を通過します。
.midpoint {
background: color-mix(in srgb, red, blue);
}
結果は #7f007f という、暗くやや濁った紫です。Sass の
mix(red, blue, 50%) も同じ結果を返します。Sass もデフォルトが
sRGB だからです。
なぜそうなるのか
sRGB は ディスプレイ参照 の色空間で、その座標は CRT の蛍光体電圧に
対応しており、知覚的な意味は持ちません。(255, 0, 0) と
(0, 0, 255) の数値的な中点は (127.5, 0, 127.5) で、数学的には
正確ですが、L* (知覚的明度) がこの中点で落ち込むため視覚的には
「色味が抜けた」印象になります。
sRGB を使い続ける場面
- 古い Sass ミックスインで作られたレガシーデザインに合わせる場合。
- 暗く低彩度の中間色を意図的に出したいスタイル選択の場合。
- 知覚色空間をサポートしないブラウザを対象とする場合(2025 年では非常に稀)。
それ以外のすべての場面については、同じ混合の OKLCH 版 と比較してみてください。
ユースケース
教材として使うか、暗く低彩度の中間色を意図的に出したいスタイル選択として使えます。これまで書かれてきた Sass の `mix()` 呼び出しの暗黙的なデフォルトでもあります。