3x3行列の行列式 — 余因子展開法
第1行に沿った余因子展開を使用して3x3行列の行列式を計算します。小行列と余因子の解説付きステップバイステップの例。
Determinant
詳細な説明
余因子展開による3x3行列式
3x3行列の場合:
A = | a b c |
| d e f |
| g h i |
det(A) = a(ei - fh) - b(di - fg) + c(dh - eg)
これは第1行に沿った余因子展開です。各項は要素にその余因子を掛けます — 余因子とは、その要素の行と列を削除して得られる2x2小行列の行列式に交互の符号パターン(+, -, +)を適用したものです。
ステップバイステップの例
A = | 1 2 3 |
| 4 5 6 |
| 7 8 9 |
小行列 M11 = | 5 6 | = 45 - 48 = -3
| 8 9 |
小行列 M12 = | 4 6 | = 36 - 42 = -6
| 7 9 |
小行列 M13 = | 4 5 | = 32 - 35 = -3
| 7 8 |
det(A) = 1(-3) - 2(-6) + 3(-3) = -3 + 12 - 9 = 0
行列式は0で、この行列は特異です — 行が線形従属です(第3行 = 2*第2行 - 第1行)。
サリュスの法則(代替法)
3x3行列のみに使える方法として、最初の2列を右にコピーし、3つの下向き対角線に沿った積の和から3つの上向き対角線に沿った積の和を引きます。
計算に関する注意
余因子展開はO(n!)の時間で実行されるため、大きな行列には実用的ではありません。4x4より大きい行列にはLU分解やガウスの消去法が好まれ、計算量がO(n^3)に削減されます。
ユースケース
3x3行列式は3D幾何学で体積の計算(3つの辺ベクトルの行列式が平行六面体の体積を与える)、点の同一平面上にあるかの確認、外積の計算(記号的行列式を使用)、クラメルの公式を使用した3変数連立方程式の解法に使用されます。